突然ですが、「お腹が空いている=良くない」って思っていませんか?
お腹が鳴ってると、何か食べなきゃいけないって思っちゃいますよね?
私も仕事中、お腹が空いたときの補助食としてお菓子とか用意してます笑
ですが、お腹が空いている時間ってかなり大事なんですよ。
そして何より根本的に、現代人は「食べ過ぎ」なんです。
その「食べ過ぎ」が不調を起こしている原因になっているんです。
そんなわけで、今回は青木厚さんの著書「空腹こそ最強のクスリ」を紹介します。
今回は以下の3つにまとめてお伝えします!
本当はヤバい1日3食
空腹時間を作る
空腹時間の作り方
それではさっそくいきましょう(*'▽')
1.本当はヤバい一日三食
NHKの調査では、日本人の8割が1日3回食事を摂っているとのことです。
しかし、「1日3食が理想である」という考え方には、科学的根拠がないのです。
それどころか1日3食は、成人が1日に必要なカロリーからすると食べ過ぎなのです。
そもそも1日3食は江戸時代頃から始まった習慣で、人類の歴史上では1日3食という習慣は最近始まったばかりの習慣です。
江戸時代は、大工・農民・武士などの肉体労働が主流な時代だったからこそ3食は必要でした
ですが今の時代は、肉体を使わないデスクワークが主流。
肉体労働が主流だった江戸時代とは状況が全く異なります。
ライフスタイルが根本的に変わった現代では、食べ過ぎていたことになります(;'∀')
現代の一般人が1日に必要なカロリー摂取量はおよそ1800~2200kcal。
外食なんてすれば1食で1000kcalを超えるメニューが豊富にあるので、簡単にオーバーしちゃうわけですね。
日々運動したり肉体労働をする方であれば良いのかもしれませんが、ほとんど方はそこまで身体を動かさないので明らかに食べ過ぎなんです。
じゃあ食べ過ぎるとどうなるでしょうか?
そもそも太りますよね。
ですがそれ以前に食べ過ぎると内臓が疲弊します。その結果、病気を引き起こします。
どういうことかとういうと。
栄養吸収するまでにざっと10時間以上はかかります。
1日3食摂取するということは、内臓が働いているにも関わらず、さらに食べ物を突っ込み労働を強制している状態です。
そうなると、オーバーワークした内臓が疲弊し、栄養を吸収できなくなり免疫力が低下します。
その結果、あらゆる病気を引き起こすことになるわけです。
食事をした後に疲れを感じたり、眠くなったりする人は要注意です!
疲れや眠気は、胃腸や肝臓が発している疲れのサイン!
また、食後の眠気は、血糖値の急激な上昇が引き起こしている可能性があります。
ご飯やパン、甘いものを食べすぎると、血糖値が急激に上昇します。
上がった血糖値を下げるために、体はインスリンというホルモンを分泌するのですが、この血糖値の急激な変動が体にダメージを与え、疲れや眠気の原因となります。
1日3食が大事だと言われて、無理して食べたりしてませんか?
体内では内臓という社員たちがブラック企業で働かされて悲鳴を挙げているかもしれないですよ笑
なので、まずは身体の声を聞きましょう。
食事の本来の目的は、体に必要な栄養を必要なだけ取り込むことです。
食事を楽しむだけでなく、必要量も意識してみましょう。
2.空腹時間をつくる
内臓を疲れさせないためには、何を食べるかではなく、そもそも仕事量を減らしてあげましょう。
つまり、空腹の時間をつくることが大事になるわけです。
本には、「16時間の食べない時間を作ること」が大事といわれています。
なぜ16時間かというと、16時間後に体内の「オートファジー機能」が働くようになるからです。
「オートファジー機能」とは、細胞を生まれ変わらせてくれる機能です。
約60兆個ある身体の細胞はタンパク質からつくられています。
古い細胞や壊れた細胞の多くは体外に排出されますが、排出できなかったタンパク質は細胞内にたまります。
この排出できなかったタンパク質は、身体を衰えさせたり、病気にかかりやすくしてしまいます。
ヒトは基本的に食事から新しい細胞を作るためのタンパク質を確保しますが、栄養が入ってこなくなると、体内にあるものでたんぱく質を作ろうと頑張るようになります。
その際に、古いタンパク質や壊れたたんぱく質を集め、分解して新しいタンパク質を作るようになります。
つまり、オートファジーは古くなった細胞を新しい細胞に生まれ変わらせるため、体内の不要なものの掃除係にもなるし細胞を活性化する救世主にもなります。
さらに、老化の原因となる活性酸素は空腹の時間を作ることで減少させることができます。
また、空腹の時間を作ると成長ホルモンが分泌されるため、しわやしみなどの肌のトラブルを改善することができます。
結果的に生活習慣をはじめとしたあらゆる病気の予防になるし、老化防止やアンチエイジングにも役立ちます。
空腹の苦しみを超えた先にボーナスが得られるわけですね笑
ちなみにオートファジーは、最後の食事を摂ってから約12時間後からといわれています。
オートファジーをしっかりと働かせるためには、最低16時間程度の空腹時間が必要ともされています。
なので、16時間の空腹時間を確保することが大事になるわけです。
3.空腹時間の作り方
しかし16時間となると、絶望的な時間ですよね。
めちゃくちゃつらいじゃないですか。
ですが、その中には睡眠を含んでも良いのです。
例えば、夜8時に夕飯を食べたとしたら、16時間後は翌日の12時。
結果的に、朝食を抜いたのとほぼ変わらない状況です。
それでもお腹がすいて力が出ない!という場合、著者は「食べてもいいよ」って言ってます。
生野菜やサラダ、ヨーグルトやナッツ類などであればセーフということです。
なので、まずは朝食をなくし、内臓を休ませることからチャレンジさせる。
できることであれば、オートファジーを活性化させるために16時間にチャレンジしてみるのはどうでしょうか。
ちなみに私は基本的に朝食はスムージーを作って飲んでいます。
夕飯の量なども考えて、朝食は夕食とのバランスを見て何を摂るか考えています。
毎日でなくてもいいので、一度試して効果を見ていくのもアリかと。
ということで、いかがでしたでしょうか?
今回は「空腹は最強のクスリ」についてお伝えしました。
まだまだ他にも色んな役立つ内容が書いていますので、興味のある方は一度読んでみることをおすすめします!
こんな感じで、健康についての新しい知見を紹介していきたいと思います。
もし何か興味のあることや知りたいことがありましたら、リクエストいただけると嬉しいです(*'▽')
それではまた♪
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