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  • 執筆者の写真Ohsaka

ハゲの原因は骨格?

ストレートなタイトル失礼いたします。


「ハゲは遺伝」とほとんどの方が考えていると思います。

しかし、実際に何が遺伝しているか考えたことはありますか?



遺伝には2つの種類があります。

それは「ホルモン遺伝」と「骨格遺伝」です。


ハゲ・薄毛に関しては、男性ホルモンが多いとハゲるという話が多く聞かれています。

これは主に骨格や筋肉を作り上げて維持するための「テストステロン」という男性ホルモンが多すぎることが原因と言われていますが、実際には「ジヒドロテストステロン」という物質が影響しています。


髪の毛は成長期、退行期、休止期を経て抜けるというサイクルを繰り返していますが、ジヒドロテストステロンは髪の毛の基である毛母細胞の働きを低下させ、髪の毛の成長期を短くさせてしまいます。

成長期が短くなることで、髪の毛は補足、色も薄くなってしまい、ハゲ・薄毛を起こしてしまいます。


しかし、ここで最近議論されているのが「骨格」です。

主に頭蓋の骨格がハゲ・薄毛に影響しているという研究結果が証明されています。


当院は美容院ではありませんが、今回は「骨格」という観点からハゲ・薄毛についてまとめてみます。



 

1.ハゲの原因は骨格遺伝


骨格というのは、骨が組み合わさってできる身体の支えになるもの。

いわゆる骨組みです。


全身の骨格は体幹骨(体軸骨格)と体肢骨(上肢骨と下肢骨)に分けられます。

体幹骨には身体の垂直軸を形成する頭蓋骨、脊柱、胸郭に参加する胸骨、肋骨が含まれます。


この骨格というのは、親から子に遺伝され代々受け継がれていくのです。


そしてハゲに関していえば、この中の頭蓋骨が大きく影響しているといえます。


では、どのような骨格がハゲやすいのか?

はげ方にも2つのタイプがあります。


M型:つむじや頭頂部が尖っている、もしくは部分的に尖っている

 →尖っている部分が成長し、生え際のあたりが引き伸ばされるため生え際が薄くなる


O型:頭部のサイドが角ばって横に強く出ている(ハチが張っている)

 →つむじ辺りの頭皮が外側へ引っ張られて、頭のてっぺんが薄くなる


ということで、まずは自分の頭の形を確認しておきましょう。



さて、ここで頭蓋骨はいつまで成長するかご存じですか?


頭蓋骨は男性では50歳くらいまで、女性では20歳くらいまで成長・肥大化します。


男性の方が長い時間をかけて成長・肥大化が進みます。



そして頭皮の成長は、男女ともに23歳くらいまで成長します。


ということは、男性の場合は頭皮の成長が終わっているのに頭蓋骨は肥大化していくため、頭皮は引き伸ばされていくことになります。


したがって、


頭皮引き伸ばされる

→頭皮が薄くなり頭蓋骨との間が狭くなる

→頭頂部が硬くなり、毛根が浅くなる

→血行不良が起こりやすい



血行不良ということは、髪に栄養が送られなくなって育毛できなくなってしまうため、次第に髪の毛が薄くなり抜けてしまうという事態に陥ります。


このような流れでハゲ・薄毛が引き起こされていくわけです。




2.骨格遺伝に抗うためには


この流れで抗うためにやるべきことは、もちろん「頭皮マッサージ」という結論になると思います。


もちろんセルフケアでは頭皮マッサージが実用的だと思いますが、今回は整体師がわざわざまとめているので頭皮マッサージで終わらせるわけにはいきません。


私としてはハゲ・薄毛対策+予防として「骨格調整」をお勧めします。


頭蓋骨の中には脳がありますが、他にも血管・リンパ・脳脊髄液などの循環系が存在します。

また、頭蓋骨は頭頂骨・側頭骨・前頭骨・後頭骨などの様々な骨が縫合されて構成されています。


整体では、頭部の循環を促すアプローチと頭蓋骨を調整して形を整えるアプローチがあります。

したがって、頭蓋や脳循環を整えていくことでハゲ・薄毛を予防することができると考えています。


「頭皮」ではなく「頭蓋骨格」にアプローチすることで、根本の解決を目指すということです。


いずれハゲ・薄毛予防を整体が担う時代が来ればいいなと思っています。

そのためには頭蓋骨や頭部の循環を整える技術を持ち合わせる必要がありますが笑




3.おすすめのセルフケア方法


頭皮の硬さを改善するためにできるセルフケアと言えば、やはり頭皮のマッサージですが、ただマッサージして効果が得られるのであればだれも苦労はしません。


ここではどの部位をマッサージすべきか、その部位が硬くなるとどんな変化が起きるかをまとめて紹介していきます。


1.後頭下筋群

 頭と首をつなぐ小さな4つの筋肉

 筋肉が固まることで血流が滞り、頭皮の血流だけでなく目の疲労を感じるようになる


2.後頭筋

 頭部に血液を送るポンプの役割を持つ筋肉

 コリが続くと薄毛が進行しやすい


3.側頭筋

 奥歯の食いしばりやストレス、自律神経の乱れなどで硬くなりやすい

 抜け毛や白髪につながりやすい


4.帽状腱膜

 腱膜となっているため筋肉は存在しない

 太い血管がないため血流が滞りやすい

 薄毛や白髪をつくりやすい





ということで、今回はハゲと骨格の関係性についてまとめてみました。


遺伝という言葉であきらめず、抗えるところは抗っていく努力も必要です。


そして個人的には、整体でもっと関われる分野を拡げて整体の可能性を高めていきたいなと思っています。

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