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執筆者の写真Ohsaka

古武術に学ぶ身体の使い方

今回は「古武術」から身体の使い方についてまとめてみます。


以前、お客様から古武術の本を紹介されまして。

そういえばセルフケアでは古武術の考えなどを取り入れているのに、ブログでは書いていないことに気付きました(^^;)


小学より剣道をしていた私は、ドラゴンボール世代のためか「筋肉こそ最強」という考えを持っていたので、学生時代は肉体強化に励みました笑

その結果、身体の筋バランスを崩して重度の腰痛を患うに至ったと反省しています。


古武術の考えでもあるように、「身体の使い方」というのは持てる自分の能力を100%発揮するために大変重要な考え方です。

身体に負担をかけず最大限の力を発揮するため、故障も少なくより効果的にパフォーマンスを発揮することができます。


皆さんも、ご自身の最高のパフォーマンスを発揮するために知っておいてほしい内容です。


尚、今回は「NHK 趣味どきっ! 古武術に学ぶ身体の使い方」の内容も参考にして、大きく以下の3つにまとめてみます。


1.古武術とは

2.身体のつながりを知る

3.身体の使い方


それではいきましょう!


 


1.古武術とは


「古武術」とは室町時代以降、あらゆる武芸の中で磨かれてきた体術や武器術の総称です。

その大きなテーマは、和の伝統的な文化や武道に根付いている身体の奥深い仕組みを見出し、それをいかに生かして育めるかという点にあります。

武道家に限らず、現代で活躍するトップアスリートにも古武術の巧みな動作や意識の使い方が浸透しています。


古武術の特徴は、身体の骨格や筋肉を軸に、各部位のつながりを意識し、まとまりのある身体に作り替えていくことにあります。

そのため、骨盤・股関節・肩甲骨、その周辺の働きを高めることから始め、次に手指・足指など末端の部位の使い方を身につけ、全身の結びつきを向上させていきます。


要するに、身体の各パーツをつなぎ合わせることで本来の力を発揮していくということです。



昔の武士は、重い鎧や刀を持って長距離を歩いて戦をしていました。

農民は、機械なしに毎日農作業をしていました。

それが日常なので、すぐに疲れるようでは戦や生活になりません。

その時代の人たちの体力は、現代人とは比べものにならないくらい高かった可能性があります。


しかし、昔の人は今の人よりも身体が小さくトレーニングなんてしていません。

ということは、小さな身体やわずかな筋力で、長時間動き続けたり重たいものを持ち上げたりできたということになります。

そんな重労働が当たり前だった当時の人たちは、どうやって動いていたのか。

現代人が忘れてしまった効率のよい筋肉の使い方や動き方がたくさんあるのではないか。

そこからヒントを得て現代人の身体に当てはめれば、もっと素早く、力強く動けるようになる可能性があります。


そのヒントが古武術にあるようです。




2.身体のつながりを知る


古武術では、「身体のつながり」を重要視しています。

そのためにどのようなことを行うべきか、簡単にいかにまとめました。


<古武術に学ぶ身体の使い方 五つの心得>


①連動性を意識する

 身体は骨、筋、筋膜、神経などでつながり、姿勢、呼吸、意識がすべての動作に連動しているため、まずはこのような組織のつながり、動作のつながりを意識する。


②力まない

 力みなどにより、身体が部分的に緊張すると全身のつながりが失われるため、力の抜き方を習得する。

 力みの減少に伴い、骨に任せるような、重みを骨に預ける感覚が生まれる。


③丹田を起点に

 「丹田」とは、臍の指3~4本下あたりの部分。

 丹田を意識して呼吸や動作を行うことで、無理なく最大限の力を発揮することができる。


④ぶつからない・柔らかく

 階段を上るときに身体を持ち上げる足裏、何かを押す手のひら、つり革につかまる手の内など、身体の接触面の力みをとって柔らかく接触することで力が作用しやすくなる。


⑤複数の方向を意識する

 運動時に動きの方向とその反対方向の力や流れを意識する。

 押すときには引く、伸ばすときは反対方向のも伸ばすなど。

 1方向に集中せず、複数の方向を意識することで潜在的な力が発揮できる。



…これ、やってみると分かると思うのですがめちゃくちゃ難しいです笑


なので、これらをマスターするためには一つ一つボディワークを行って習得していく必要があります。

今回は全部は伝えられないので、一部紹介してみようと思います。




3.身体の使い方


①古武術の立ち姿勢


一般的に言われる良い姿勢というのは、背筋を伸ばしたいわゆる「気をつけ」の姿勢です。

しかしこれは、上半身や脚の前面に力が入るため疲れやすく、身体の様々な部分に緊張が生じます。

古武術の良い姿勢というのは、身体の張りや力みをなくした自然体の姿勢です。

姿勢に無理がなく緊張のない状態、つまり自然体の姿勢であれば、身体にかかる負担は少なく長時間立っていても疲れにくい状態です。

この状態にあると様々な場面で最も力を発揮しやすいと言われています。

(※NHK 趣味どきっ! 古武術に学ぶ身体の使い方より引用)



この状態にあると、他人が足を持ち上げたり横から押しても崩れないなど、バランス面においても効果を発揮します。

是非、古武術の立ち姿勢を作って近くの方に協力してもらい試してみてください。




②軸作り


古武術の立ち姿勢ができたら、今度はその姿勢で両腕を大きく振ってみます。

この時、頭頂部から尾骨を超えて足元まで伸びる自分の軸を意識して行います。

これを行うことで、自分の軸を知ることができて上半身と下半身が連動する感覚がつかめるようになります。

(※NHK 趣味どきっ! 古武術に学ぶ身体の使い方より引用)






ということで、古武術から身体の使い方を紹介させていただきました。


今の自分の身体を最大限使えるようにしていくと、できなかったこともできるようになったりなんだか可能性が広がるようで楽しくなります。


一緒に自分の可能性を引き出していきましょう!(^^)




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